柏市の歴史
最終更新日:2024/05/31

柏の主な出来事を年表形式でご紹介いたします。
明治・大正の柏
明治22年(1889) | 柏村が戸張村・篠籠田村等と合併して千代田村となる |
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千代田村・豊四季村組合が組織される | |
明治29年(1896) | 日本鉄道土浦線(現:JR常磐線)田端-土浦間が開業し、柏駅が設置される |
明治44年(1911) | 千葉県営鉄道柏-野田町間が開業 |
大正3年(1914) | 千代田村・豊四季村組合が解消され、組合村の区域は千代田村となる |
大正12年(1923) | 北総鉄道(現:東武野田線)柏-船橋間が開業 |
大正15年(1926) | 千代田村が町制施行により柏町となる |
昭和の柏
昭和24年(1949) | 逆井停留所が駅に昇格 |
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昭和26年(1951) | 国家地方警察千葉県柏地区警察署(現:柏警察署)が開署 |
昭和28年(1953) | 南柏駅が開業 |
昭和29年(1954) | 柏町が土村、田中村、小金町と合併し、市制施行により東葛市となる |
富勢村の一部が東葛市に編入 | |
東葛市が柏市に改称 | |
昭和30年(1955) | 市営上水道事業を開始 |
柏駅前で大規模な火災が発生 |
柏の大火
昭和30年(1955)12月25日、柏駅前は「柏の大火」として知られる大規模な火災に見舞われました。火元となったのは市役所(現:イトーヨーカドー)裏手にあった工場で、延焼により旧水戸街道沿い一帯を焼き尽くす惨事となりました。この災害が契機となり、柏駅前通り商店街は鉄筋コンクリート造りの防火建築帯へと建て替えられていきました。
昭和31年(1956) | 国道6号呼塚-小金間が開通 |
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荒工山団地の入居開始 | |
柏駅西口が開設 | |
昭和32年(1957) | 国道6号小金-青山間が全線開通 |
光ヶ丘団地の入居開始 |
公団初のニュータウン
戦後の住宅難を解消するため、昭和30年(1955)に日本住宅公団(現:都市再生機構)が発足しました。荒工山団地と光ヶ丘団地は公団が手掛けた最初期の団地でした。また、光ヶ丘団地は974戸の大型団地に商店街、小学校等が併設された公団初のニュータウンでもありました。当時最新の設備や設計を取り入れた団地の人気は高く、昭和39年(1964)には4,666戸を擁する豊四季台団地の入居も開始されました。

光ヶ丘団地は老朽化により建て替えられ、名称も「グリーンタウン光ヶ丘」に改められた(平成22年)
昭和33年(1958) | 柏電報電話局が開局 |
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消防本部を設置 | |
昭和34年(1959) | 「手賀沼ディズニーランド計画」として知られるレジャーランド建設計画が発表される |
昭和35年(1960) | 公共下水道事業を開始 |
昭和39年(1964) | 豊四季台団地の入居開始 |
市の人口が10万人を突破 | |
昭和40年(1965) | 市役所庁舎が完成 |
昭和43年(1968) | 県議会で手賀沼ディズニーランド計画の中止が決定 |
手賀沼ディズニーランド計画
昭和34年(1959)、「手賀沼ディズニーランド計画」として知られる手賀沼周辺でのレジャーランド建設計画が発表されました。この「手賀沼ディズニーランド」という名称は、事業会社の「ロサンゼルス郊外のディズニーランドの規模を参考として事業を進める」という説明が由来とされています。順調に進んでいるかに見えた計画でしたが、昭和39年(1964)ごろから事業会社の財務状況が悪化、さらに埋め立て工事による手賀沼の汚染が問題視され、計画は中止となりました。
昭和45年(1970) | 北柏貨物駅が開業 |
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国道16号野田-千葉間が全線開通 | |
昭和46年(1971) | 柏駅の橋上駅舎が完成 |
市内の常磐線複々線化が完了し、千代田線との直通運転が開始される | |
北柏駅で旅客営業を開始 | |
南柏駅の橋上駅舎が完成し、東口が開設される | |
昭和47年(1972) | 柏駅に常磐線快速ホームが開設 |
昭和48年(1973) | 船戸清掃工場が完成 |
柏駅東口の再開発事業が完工 | |
柏そごうが開業 | |
柏高島屋が開業 |
都市再開発第1号事業
昭和44年(1969)施行の都市再開発法で第1号に指定されたのが、柏駅東口の再開発事業でした。駅前の整備に日本初のペデストリアンデッキを取り入れ、柏そごうとスカイプラザ柏を再開発の中核施設とした本事業は、駅前再開発のモデルケースとなりました。また、柏そごうが開業した昭和48年(1973)には、西口に柏高島屋も進出し、柏市は県内有数の商業地域としても広く知られるようになりました。

営業当時の柏そごうとスカイプラザ(平成25年)写真:Kzaral/CC BY 2.0/Wikimedia Commons/著作物より作成
昭和49年(1974) | 市制施行20周年 |
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昭和50年(1975) | 市の人口が20万人を突破 |
昭和53年(1978) | 市立柏高校が開校 |
昭和54年(1979) | 米軍柏通信所が全面返還 |
消防本部の新庁舎が完成 | |
柏ローズタウン(現:柏高島屋ステーションモール)が開業 | |
昭和56年(1981) | 常磐自動車道柏-谷田部間が開通し、柏インターチェンジが開設される |
昭和57年(1982) | 市役所第二庁舎が完成 |
昭和58年(1983) | 新柏駅が開業 |
昭和59年(1984) | 市制施行30周年 |
昭和60年(1985) | 常磐自動車道三郷-柏間が開通 |
昭和62年(1987) | 東京慈恵会医科大学付属柏病院が開院 |
平成以降の柏
平成元年(1989) | 市の人口が30万人を突破 |
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平成3年(1991) | 北部クリーンセンターが稼働開始 |
平成4年(1992) | 国立がんセンター(現:国立がん研究センター)東病院が開院 |
平成5年(1993) | 市立柏病院が開院 |
平成6年(1994) | 市制施行40周年 |
日立FC柏レイソル(現:柏レイソル)のJリーグ昇格が決定 | |
平成9年(1997) | 柏警察署が松ケ崎に移転 |
公式ホームページ「かしわシティネット」を開設 | |
平成11年(1999) | 柏レイソルがナビスコカップ(現:ルヴァンカップ)で初優勝 |
平成12年(2000) | 東京大学柏キャンパスに物性研究所及び宇宙線研究所が移転 |
平成16年(2004) | 市制施行50周年 |
平成17年(2005) | 東葛飾郡沼南町編入 |
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業し、市内に柏の葉キャンパス駅、柏たなか駅が設置される |
つくばエクスプレス開業
つくばエクスプレスはJR常磐線の混雑緩和と宅地開発を目的に、都心と研究学園都市であるつくば市を結ぶ主要幹線として開業しました。市内にも柏の葉キャンパス駅、柏たなか駅が設置され、沿線エリアの都心へのアクセスが良くなりました。また、駅設置に伴い、周辺では高層マンションや大型商業施設等の開発も進められました。

柏の葉キャンパス駅(平成23年)写真:kcomiida/CC BY-SA 3.0/Wikimedia Commons/著作物より作成
平成17年(2005) | 南部クリーンセンターが稼働開始 |
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平成19年(2007) | 国枝慎吾選手が年間グランドスラムを達成 |
平成20年(2008) | 柏市が中核市に移行 |
柏高島屋ステーションモール新館が開業 | |
平成22年(2010) | 人口が40万人を突破 |
「旧吉田家住宅」が重要文化財に指定される | |
平成23年(2011) | 柏レイソルがJ1リーグで初優勝 |
平成24年(2012) | 柏市が緑の都市賞「内閣総理大臣賞:緑の都市づくり部門」を受賞 |
平成25年(2013) | 市役所第一庁舎を解体 |
平成26年(2014) | 東武野田線が路線愛称名「東武アーバンパークライン」を導入 |
市制施行60周年 | |
平成27年(2015) | 上野東京ラインが開業し、常磐線が東海道線品川駅までの直通運転を開始 |
平成28年(2016) | 柏そごう閉店 |
平成30年(2018) | 「染谷家住宅」「伊藤家住宅」が登録有形文化財に登録される |
令和4年(2022) | 国枝慎吾選手が生涯ゴールデンスラムを達成 |
令和5年(2023) | 国枝慎吾氏が国民栄誉賞を受賞 |
令和6年(2024) | 市制施行70周年 |